<夢の島熱帯植物館>

2005年8月末、東京湾の埋立地にある夢の島熱帯植物館へ出かけた。
ここは東京都の新江東清掃工場の余熱利用の施設で、
ゴミを燃やした熱を大温室の暖房設備に利用しているのである。

植物館の周辺には公園や広い競技場が整備されている。
広場は秋の花・キバナコスモスに覆われて、秋の訪れを告げているようだ。


「キバナコスモス」

夢の島公園の広場にて・・・
夢の島熱帯植物館
「夢の島植物館の入口」

夏休み最後の日曜日とあって、
たくさんの家族連れが訪れていた。
オオオニバス
「オオオニバス」

大温室へ入るとまず目に付くのが
この池にある大きなハスである。
南米・アマゾン川流域に自生し、
葉の直径は2m近くにもなる。
以前に、人が葉に乗っている図を見たことがある。
本当に可能なのか?その真偽が知りたい。
花は夜咲くそうだが、この日はまだ蕾であった。
パラグアイオニバス
「パラグアイオニバス」

これは、植物館の庭の池に植えられている。
オオオニバスよりやや小型、と言っても
葉の直径は1.5mくらいある。
こちらのハスにも蕾がたくさんついている。
←と比較のため並べてみた。
こちらも、日本にはない珍しいハスである。
デンドロビウム 「デンドロビウム・ファレノプシス」

温室内にはたくさんの蘭の花が咲いている。
豊かな緑の葉の中で、ひときわ華やかに咲き誇っていた。
「大温室の中」

温室の中には、所狭しと熱帯の樹木が茂っている。
聳え立つ大きな木もあれば、小さな木もある。
葉っぱの色の濃淡や形の面白さも楽しめる。
オオギバショウ 「オオギバショウ」

扇のように大きな葉が広がっていて、とても目立つ。
マダガスカル島原産で、
別名・タビビトノキ(旅人の木)とも呼ばれる。

「ウツボカヅラ」

食虫植物の温室にて。
壺の中に落ちた虫を消化して栄養分にしている。

ウツボカズラ、モウセンゴケ、サラセニアなど
珍しい植物がたくさん展示されていた。
虫を捕らえて栄養分にしているなんて
まことに不思議な植物たちである。

ウツボカヅラ
スイレン「ホワイトパール」 スイレン「ホワイトパール」

植物館の庭の池には、
白やピンクの美しいスイレンが咲いていた。
いつ見ても、気品を感じさせる花である。

(2005年8月28日撮影)
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